よくあるご質問FAQ
飼料畜産部門について
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- 配合飼料とはどういったものですか?
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とうもろこし、マイロ、麦、ふすま、粕類、その他飼料添加物を一定の割合に混合したもので、栄養素がバランス良く調製された飼料のこと。保存性が高く使用法が簡便なことも特徴です。
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- どんな畜種の飼料を扱っていますか?
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牛・豚・鶏 3畜種の飼料を取り扱っております。
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- 原料単体の販売は行っていますか?
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自社工場で使用する為に購入しておりますので、原料単体での販売は原則行っておりません。
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- どこで購入できますか?
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全国様々な販売ルートがございますので、弊社HPお問い合わせフォームよりご相談ください。
肥料農産部門について
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肥料の基礎知識
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- 肥料はどうして必要なのですか?
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様々な作物を健全に生育させるための栄養分として土壌に散布、混和、水分に溶かしたりして施します。植物は主に土壌から栄養を吸収し生育します。その結果として、生育とともに土壌から栄養分は減少してしまいます。そのため生育に必要な分を補給していかなければ土壌中の栄養分は徐々に不足してしまいます。
作物の生育に不可欠な栄養分を土壌などに補給するために必要なものが肥料です。
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- 「三要素(NPK)」と言われていますが、どういったものですか?
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作物が生育するために必要、不可欠とする成分です。
特に、チッ素(N)、リン酸(P)、カリ(K)の3つを、「三大要素」といいます。
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- チッ素(N)、リン酸(P)、カリ(K)はどういった働きをしていますか?
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- チッ素(N)
- 主に葉や茎に作用する栄養素です。葉に作用するため「葉肥」とも言われています。植物のたんぱく質や葉緑素などをつくるために必要です。
- リン酸(P)
- 主に開花・結実に役立つため「実肥」とも言われ、植物の細胞を構成する成分になっています。成長のために細胞分裂の盛んな茎や根の先端にリン酸が多く含まれています。
- カリ(K)
- 主に茎や根の発育を促進します。特に根に作用するため「根肥」とも言われています。植物の生理作用を円滑に行い生長促進に働きかけます。病気、寒さへの抵抗力をつける作用があるとも言われています。
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- 三要素以外にも必要な栄養分はありますか?
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二次(中量)要素、微量要素と言われる、三要素ほど必要量としては多くありませんが、健全な作物の生長の為に必要な要素があります。
- 二次(中量)要素
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- カルシウム(Ca)
- 植物の細胞と細胞との結合を強固にする作用、根を正常に発育させるために不可欠の成分です。土壌中ではアルカリ性を示す資材もあり、酸性の土を中和するために施用することもあります。
- マグネシウム(Mg)
- 光合成を行うときに必要になる葉緑素を構成するとても重要な成分です。
カルシウムとの相互作用もあります。 - 硫黄(S)
- 植物体中の酸化、還元、生長の調整などの生理作用に働きかけます。硫黄が不足した場合、欠乏症状として新葉より古葉が黄色になることもあります。強還元状態になると硫化水素の発生原因となるため注意が必要です。
- 微量要素
- 生育に不可欠な成分のうち、必要量が微少のものを微量要素といいます。鉄(Fe)、マンガン(Mn)、ホウ素(B)、亜鉛(Zn)、モリブデン(Mo)、銅(Cu)、塩素(Cl)などになります。必要量はとても少量ですが、それぞれが独自の働きをもっており不足した場合には、葉の黄変・褐変、果実や茎の白色化やわん曲、変形などが見られ、作物の生育に悪影響を及ぼします。
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当社の肥料について
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- 兼松アグリテックではどのような肥料を取り扱っていますか?
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水稲品目、園芸品目の元肥・追肥を国内の自社工場にて製造しております。また、取り扱い品目として、堆肥、土壌改良材、液体肥料などもそろえており、多種多様なお客様のニーズにお応えできる商品をラインナップしております。
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- どのような原料の肥料を製造していますか?
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稲作、園芸ともに現在の主流であるBB(Bulk Blending)肥料と呼ばれる粒状配合肥料が中心となっています。それとは別に粉状配合肥料、有機配合肥料などを製造しております。
- 配合肥料
- 2種類以上の成分の異なる原料を混ぜ合わせて製造する肥料。粉状配合肥料、BB(粒状)肥料の二つに大きく分けることができます。
- BB(Bulk Blending)肥料
- 2種類以上の成分の異なる粒状原料を混ぜ合わせて製造する肥料。粒状配合肥料とも呼ばれています。無機原料のBB肥料、有機ペレットを使用した有機BB肥料等、粒状の原料を混合したものはすべてBB肥料と言えます。
- 粉状配合肥料
- 粉状の原料を混ぜ合わせた肥料。主に有機肥料が中心となり、果樹、野菜用など、園芸品目に使用されることが多い肥料です。
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- 無機と有機の違いはなんですか?
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無機(硫安、尿素、リン安、塩化加里など)は化学的に合成している印象がありますが、もともと自然界にある鉱物資源が出発点になっているものも多いです。肥料成分としては高値であるものもありますが、肥料設計には欠かせません。
有機質は植物質(菜種粕、大豆粕など)、動物質(魚粕、カニガラなど)の二つに分けることができます。また、食品製造過程で生じる工場副生産物由来の有機質原料もあります。
自然由来の為、成分が低いものも多く、また分解に微生物の力が必要となり、穏やかな肥効を示します。
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- 肥料の使い方、必要量が分かりません。
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お住まいの地域ごと、作物別に施肥基準が設定されています。自治体(県、市町村)のHPなどで確認することができます。
肥料の施用方法、時期、成分、使用量など、ご不明な点がございましたら、弊社HPお問い合わせフォームよりご相談ください。